最近ではすっかり、資格としても言葉としても市民権を得たファイナンシャルプランナー。
そんな中でも、ここ数年でよく耳にするようになった“独立系FP”実際はどのようなものなのでしょうか?
今回は、その独立系FPのお仕事について解説していきます。
この記事を読んでいる方は、生命保険や不動産屋さん、証券会社、銀行などで勤めて、FPの資格をお持ちで、金融商品の販売に携わっているかもしれません。
独立系FPのお仕事
FPの資格を保有し、FPを名乗る方の多くが特定の商品を売ることを目的にした”専門家”であることは現状です。
生命保険の販売や、不動産屋さん、証券会社、銀行の営業さんたちがそれにあたります。
ただ、全員が、そうかというとそうではありません。
少数派なが職業としてのFPも存在します。
ここからが二つ目ですね。
職業としてのファイナンシャルプランナーとはどういう仕事をしているのでしょか。
「Financial Planner」直訳すると、金融のプランを作る人ですね。つまり、ファイナンシャルプランナーは個人のお金に関するプランを作る人ですね。
具体的には
預貯金、外貨、保険、株、投資信託、金、美術品、不動産、税制、社会保障制度、確定拠出年金、NISAなどをどのように組み合わせたり、活用したらよいかを中立的な立場でプランを作るというのが仕事になります。
決して、ある特定な部分に執着したり、売るというのが仕事ではないのです。
ある特定の分野で100点を取るというよりは、
すべての分野でで80点を取るというのが、FPになります。
独立系FPの大変なところ
当然、独立系FPにも大変なことはあります。
「Financial Planner」端的にいうと、それは“マネタイズ”です。
独立系ではないFP(保険屋さんや不動産屋さん、証券会社)の方たちは、先にも述べましたが、それぞれの会社の商品を売ることで、収益を得ることができます。それぞれの商品を売りやすいかどうかは別として、わかりやすいです。
お客さんからしても、特定の商品を売っている方が、「○○を売ろうとしている」「○○を買わなければいけないから話を聞こう」と納得してくれやすいです。
また、日本の商習慣上、個人の方が形のない付加価値や相談料というものにお金を払うという習慣がありません。そんな中で、会社の評判や信用、わかりやすさというものなしに自己の信用と実力のみで収益を得ていくというのは大変なことです。
これはビジネスの本質ではありますがモノを売る方が利益の額が大きくなります。収益を一定額まで確保するのは大変です。
独立系FPの良いところ
そんな、大変なことがありながらもやはり、独立系FPの一番良いところは
尊宅抜きにお客さんに喜んでもらえるということでしょう。
保険屋さんなら、生命保険。不動産屋さんなら、不動産。証券会社なら、株や投資信託。
など、それを売らなければ自分の収益にはならない、評価にならないという状況で、100%顧客のためだけのことを考えることは困難です。
実際、独立系FPとして仕事をしていると、個人の資産のポートフォリオを考える場合は、生命保険の占める割合は少なくなります。
また、生命保険も手数料が少なくなるような商品が主になります。そうなると、保険による収益を得るという立場だと、提案は難しいものになります。
また、生命保険会社(代理店)や不動産屋さん、証券会社でFPを名乗る方たちというのは実態は営業会社です。
営業成績(利益額)が低いとプレッシャーが半場ないです。この三種の会社の営業体制、姿勢というのは昔ながらの“THE営業”みたいな会社なので
「お客様のために考えた結果、利益が減ります」というのは絶対に許されません。強烈なパワハラによって、居場所を失います。
独立系FPはそういうこととは無縁です。
お客様のための提案をすることにためらいがありません。
社会的に“FP”が求められることお客さんに役立つことに徹することができます。
これによって、お客さんに頼りにされていることを感じられるのは他にはない喜びと充実感が得られます。
まとめ
FPに限らず、仕事、もっと言うと生きていく上で
人に喜ばれるということは何より大切なことです。
それをこの金融の世界で得られるというのは独立系FPが一番です。
マネタイズに関する対応策はまた次回以降の記事で説明しますね。
この記事を書いた人
檜垣 祐一
Standard FP 株式会社
檜垣 祐一
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